ソニー株式会社は11月9日、ドローン事業への参入と"Airpeak(エアピーク)"というブランドの立ち上げを発表しました。詳しい内容についてはまだ何も語られていませんが、公式の発表の一部に
Airpeakは、映像クリエイターの創造力を余すことなく支援し、エンタテインメントのさらなる発展に加え、各種産業においても一層の効率化や省力化に寄与することを目指します。
SONY公式サイトニュースリリース
とあるように、明らかに空撮用ドローンを重視していることが伺える。現在、空撮ドローンのシェアはトップのDJI一強の状況が続いているが、SONYはこの牙城を崩すことができるのだろうか。
因みに筆者は記事を書くにあたって調べているうち、過去のSONYとドローンの関係について面白い情報を見つけました。それは2016年にドローン業界大手の3D Roboticsと提携しドローン用ジンバルカメラを既に開発していたという事実です。このカメラは「UMC-R10C」と呼ばれる点検・検査用カメラですが、APS-Cの大型センサーを搭載し2000万画素という高精細なものでありました。実はそのカメラを見た時、筆者はピンとくるものがあったのですが、ちょっとそのカメラの画像を見て欲しい。
…どうです?カメラファンの皆さんなら何か思い浮かべるものはありませんか?そう、2014年にSONYから販売されていたスマートフォンに取り付けるレンズ交換式カメラという変態的コンセプトでお馴染みのILCE-QX1です。
2020年現在、空撮用に設計された最もセンサーサイズの大きなドローン用カメラ(一眼カメラ搭載型を除く)はDJIのZENMUSE X7(スーパー35mm 24mm×14mm)ですが、SONYは2016年の時点でそれよりも大きなセンサーを搭載したドローン用カメラUMC-R10C(APS-C 24mm×16mm)を開発していたという…これは驚きですね!
まあ、とはいえセンサーサイズだけで一概にどちらが優れていたかを語れるものでは無いのですが、重要なポイントは過去にSONYがドローン用カメラ開発を行っていた実績があるという事ですよね。国産空撮用ドローンを待ちわびている我々カメラフリークス&ガジェットマニアにとっては期待できるものではありませんかね?どうですか?…とにかく期待していますよSONYさん!
今回も最後までお読みいただきありがとうございました!
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